TOEFL Junior® を手がかりの一つとして、海外での可能性を拡げるマンツーマンのサポートを(JN Language Lab /東京都)

2021年2月24日作成

世界基準テストであるTOEFL® は、海外留学にあたって英語力を示すための要件として採用する学校が増加しています。今回は四半世紀にわたり数多くの海外留学サポートに携わってこられた「JN Language Lab」代表の根岸幸雄さんに、海外留学志向の多様化やTOEFL® 活用の広がりについて、最前線のお立場からお話をうかがいました。

––御校の特長、指導方針をお教えください

本校では留学を希望する生徒向けに、主に海外のボーディングスクールへの進学指導を行っています。具体的には、進学に必要な英語力の強化、各種テストの対策講座、テスト実施および進路指導相談になります。本校の特長は四半世紀にわたり、何千人もの生徒に関わってきた経験とノウハウに基づき、オーダーメイドのサポートを行う点といえるでしょう。以前は大学進学に向けた対策指導がメインでしたが、年々、海外留学への動きは低年齢化が進んでおり、海外の中学校、高校への入学を目指す生徒は中長期的に増加傾向にあります。TOEFL Junior® のスコアがボーディングスクールへの出願要件に求められるケースが増えてきており、本校ではそのニーズに対応してTOEFL Junior® の対策講座および団体テストも実施しています。
英語力と一言でいっても、伸ばしたいスキルは生徒個々によって違います。リスニング力を求める生徒、あるいは文法・語彙を強化したい生徒など、多様な目的、ニーズに応じた対策、指導を行う必要があります。長期計画を立てて留学準備に臨むというケースは多いとはいえません。大半は例えば、サマースクール参加をきっかけとして翌年のボーディングスクール入学を目指すようになる、というような、比較的短期間の留学準備になります。つまり、限られた時間で必要とされる英語力へとレベルアップさせることが目的となるため、マンツーマンの対策講座で成果を挙げる必要があるのです。

––長年の留学指導のご経験から、TOEFL Junior® はどのようなテストだとお考えでしょうか

目指す進学先の出願要件に応じて、TOEFL® 、SAT®など様々なテストの対応が必要ですが、その一つとして前述した通りTOEFL Junior® の需要も高まっています。
いわゆるコロナ禍の影響でここしばらくは状況が異なりますが、サマースクール参加者の半数以上からTOEFL Junior® の対策、受験の希望があるのが例年の傾向です。留学志望者の低年齢化を踏まえたとき、小学生、中学生が海外生活へ足を踏み入れる際の手がかりとしてTOEFL Junior® はレベルも内容も適切でオンリーワンのものだといえるのではないでしょうか。例えば留学を希望するにあたって、どうやって英語力を証明するかという場合、TOEFL iBT® など様々な英語検定テストがありますが、それらは小中学生にとってはあまりに難しいということになります。言うなれば、小学生に走り高跳びでいきなり180センチを跳べと求めるようなもので、レベルが合っていません。その点、ステップアップの手段としてTOEFL Junior® は大変良いテストで、これが活用できることで留学という選択肢が広がっているのは事実です。
TOEFL® をはじめとする様々なテストの開発、実施の実績をもつETSが手掛けたTOEFL Junior® は、海外の目線で作られているのが特徴ですから、このテストに対応するためにはすべてを英語で考えて答える必要があります。これは海外生活で求められる状況そのものなので、留学や海外生活への準備へ向けてまさに実践的なテストといえるでしょう。

––留学を志す方たちへアドバイスをお願いします

時代とともに、教育や進路への考え方もますます多様化が進んでいます。日本の難関大学に合格、入学したものの前期で退学してアメリカの大学へ進学するなど、以前は考えられなかった選択も今や珍しくなくなってきました。教育関心度の高い層を中心に、海外での教育機会へのニーズは高まりと広がりをみせていると感じています。コロナの影響が収束し世の中が落ち着いてくれば、反動的、爆発的に留学ブームが起こるかもしれません。今はその準備期間として貴重な時間が与えられていると考えることもできます。本校は個別対応で、一人ひとりのニーズに合った指導を旨として結果を出していきますが、テストスコアは短期集中学習だけで得られるものではありません。できるだけロングスパンで進路を考え、適切なタイミングで必要な行動を起こし、夢を現実のものへと育てていただきたいと思います。
一覧に戻る