スコア中学入試活用(香里ヌヴェール学院中学校)

2017年度より共学化となり、スーパーイングリッシュコース、スーパーアカデミーコースの2コースへと改編された香里ヌヴェール学院中学校・高等学校(大阪府)では、2018年度中学入試より、TOEFL Primary®スコアの活用を開始しました。今回は同校の戸田 美智子入試広報部長に具体的な活用法と背景をお聞きしました。

Q:入試でどのようにTOEFL Primary®をご活用いただいていますか?

A:本校では、2018年度の中学入試よりTOEFL Primary®208点(CEFR A1相当)以上で加点措置をする決定をしました。実は私たちが認識している以上にTOEFL Primary®の受験経験者の中に小学生が多いことがわかったことがきっかけです。英語教育に熱心なご家庭はいち早く TOEFL Primary®に着目されていたわけです。208点は日常生活で基本的かつ簡単なやりとりができるレベル。本校は、学問としてではなく“コミュニケーションツール”として英語教育を進めていますので、学習スタート時に推奨したい目安の一つとして設定しました。

Q:TOEFL Primary®を入試にご活用いただいたきっかけは何でしょうか?

A:日本のテストだけでなく、世界共通の英語テストがあるということを分かってほしいですし、そういったことを意識している学校であることを伝える意味でも導入しました。すごく優秀な人や英語ができる人だけを厳選するという考えで採用したのではなく、小学校のうちから英語に興味を持ち頑張っている、または頑張ろうとしているお子さんをさらに応援したいという思いで採用を決定しました。

Q:貴校ではどのような教育を目指していらっしゃいますか?

A:「子どもたちの可能性を信じる」がヌヴェールのスタンスでもあり、入試のスタンスでもあります。一面的ではなく多面的に能力を見て、この学校でもっと花開き、その力を人のために活かしてほしいと思っています。今回の多様化した入試方法もそのためであり、TOEFL Primary®の採用もこれが背景になっています。教員自身も大学入試だけを見ているのではなく、その子が世界や社会に出ていくことを常に見て、その子がどうしたい?どうなりたい?それなら何をしないといけない?といったことを考えています。

<西村 佳也校長先生より>

カトリックの“men and women for others, with others(他者のために、他者とともに)”という精神を大切にする本校では、世界中の仲間の幸せを実現するために自分の力を使ってほしいと願っています。それは自己犠牲ではなく、みんなと一緒にできることを模索していけるような人になってもらいたいという願いです。そのために、我が校の英語教育では、色々な国の人と社会や政治、環境問題などを共有したり討論したりできるような力をつけることを目標にしています。世界の仲間との対話を深め、多様な価値観や多くの観点を知ることは、幸せの実現のために必要な課題を解決していく第一歩です。TOEFL Primary®の受験が、世界の仲間を意識するスタートになることを願っています。