スコア中学入試活用(大阪薫英女学院中学校・高等学校)

長年にわたり、英語教育や1年間の海外留学を継続されている大阪薫英女学院中学校・高等学校(大阪府)。かつて大阪府が行ったTOEFL®事業にも参加され、日頃の英語力の高さを証明されています。同校では、2018年度中学入試よりTOEFL Primary®、TOEFL Junior®のスコアを活用されています。その活用の方法について、今回は教頭兼入試広報部長の中川先生にお話を伺いました。

Q:貴校の特色を教えてください。

A: 本校の生活の中で、生徒の成長の幅が大きい学校だと思います。その秘訣は、学習も行事も活動的に行うことにあるように思います。クラスの友達同士で学習を計画して実行する、行事を計画して実行するといったことを大切にしています。昨今、グローバル教育が謳われますが、本校では、一人ひとりが違っていて当たり前であり、違いを受け入れながら、自分の考えやスタイルを表現できる力を養っていきたいと思っています。それは校内でも世界へ行っても同じだと思っています。この力の中心にコミュニケーションがあるので、本校では生の会話をしながら、そこで時々もめ事が起きたり、弱い子を救ったり、励まし合ったりする中でコミュニケーション能力を上げていきたいと思っています。その中に英語も置いていることが本校の特徴だと思います。

Q:英語学習についてはどのような方針をお持ちですか?

A:英語は、「楽しむ」と「話す」を大事にしながら授業を展開しています。ここ2年は、普段の英語の授業と外国人の先生によるオールイングリッシュの授業を相互にリンクさせて、より活動的な授業にしていこうとしています。その方が、文法・語彙の習得率も高くなっている感触を教員がつかんでいるようです。生徒は英語は使えれば嬉しいし、話せれば楽しいということを大事にしながら、ゴールは英語を使えて世界を渡り歩けることを意識しながら英語学習に取り組んでくれていると思います。また、本校のスーパーグローバルコースでは、4年目に1年間のニュージーランド留学プログラム(中3の2月~高1の12月)を備えていることが大きな特徴です。中学時代のふんだんな活動で力を培って渡航するので、現地では英語力はもちろんですが、人間的にも飛躍して帰ってきます。

Q:中学入試でどのようにTOEFL Primary®とTOEFL Junior®をご活用いただいていますか?

A: 2018年度入試より、TOEFL Primary® 207点以上、TOEFL Junior® 630点以上のスコアレポート(コピー可)を出願時に添付していただければ、特別推薦入試で国語と面接だけで合否判定をすることになりました。当日は国語(50分)を受けて、親子面接を数組同時に行います。面接では、小学校時代に最も頑張ったことや中学でやりたいことなどを質問します。面接は合否判断ではなく、これまでと今後についてお尋ねすることが目的です。

Q:TOEFL Primary®とTOEFL Junior®を入試にご活用いただいたきっかけは何でしょうか?

A:英語を頑張っている子、英語は苦手だけど頑張りたい子に来てもらいたいと思います。現時点で英語ができる・できないは問いません。英語について何か想いがある子に振り向いてほしいと思っています。ただし、推薦入試で英語の強みをアピールしていただく場合には一定の基準が必要であり、これまでは英検のみ活用していました。しかし、それだけでは幅が広がらないと思い、TOEFL Primary®やTOEFL Junior®にも踏み込んでいきたいと思い採用しました。

Q:貴校ではどのような教育を目指していらっしゃいますか?

A:どんな時代が来ても、自分の力で人と共に幸せを作っていける人に育ってほしいと願っています。大学入試一つを取っても、入る方法が変わるのは、社会で求められる人材像が変わっているからだと思います。臨機応変に人の気持ちを理解しながら、自分を表現して、人と他人の幸せを統合できるような人に育ってほしいと願っています。

<白井校長先生より>

「21世紀の国際化した社会の中でたくましく生きる女性を育てよう」を目標に掲げています。それぞれに様々な人生があると思いますが、どんな状況であってもたくましく生きてほしい。それには人と関わって生きる力や、知識・教養が必要となってくるので、それに見合う力を付けさせたいと思っています。そして英語を用いて世界で活躍できる意欲と機会を持たせてあげたいと思っています。留学した生徒はたくましくなって帰ってきて、周りの生徒も刺激を受けています。
本校へは、「留学したい」という思いを持って入ってくる子も多く、受験勉強をあまりしていない子もいます。でも、学力だけでなく色々な才能を持っている子が来てくれたら良いと思います。TOEFL Primary®・TOEFL Junior®に取り組んでいる子もそうです。一つのことに集中できる子は必ず伸びます。いろいろな才能の子が互いに刺激しあい向上しあう、そんな薫英女学院中学校でありたいと思っています。