特別講義 「英語で発信する力」を高めよう!を開催いたしました

お知らせ2018.06.21
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2018年6月9日(土)に、特別講義「英語で発信する力」を高めよう!を開催いたしました。(主催:イー・エフ・エデュケーション・ファースト・ジャパン 協賛:グローバル・コミュニケーション&テスティング)。当日は海外留学に関心のある9組の親子が参加され、ハーバード大学院を卒業されたSeonJoo Yoon氏(EF Academy 入学責任者)による講話が行われました。

講話抜粋

「不確実な未来」を生きるために必要なスキル

オックスフォード大学の研究結果より、現在ある47%の仕事がAIにより失われる。かつては一般消費者向けにより良いサービスを提供するホテルが評価された時代だったが、今はAirbnbなど一般消費者が宿泊サービスを提供する側になってきているなど、時代は変化している。今後「失われる仕事」と「これから伸びる仕事」が分かれていくことになり、現代を生きる子どもたちは「不確実な未来」を生きることになる。

これからの時代を生き抜くには、次に挙げるスキルが求められる。

  • 仕事を創造する力…既存の価値から脱却し、新しい価値を市場に創造すること。
  • 問題解決能力…留学経験者の方が、未経験者よりも問題解決能力が高い傾向にある。
  • クリティカルシンキング…物事を批判的に考える力。情報を鵜呑みにしてはいけない。
  • 異文化理解力…異なる価値観をもった人への理解を深め、柔軟に対応すること。
  • 説明する力…海外では相手を説得できなければ仕事にならない。
  • コミュニケーション能力…海外の人と仕事をするには英語は必須。4技能(聞く・読む・話す・書く)が求められる。

アジアと欧米の文化・学習スタイルの違いについて

アジア文化は「関係性」が重要であり、欧米文化は「カテゴライズ」が重要である。また、先生の教えをすべて受け入れ、覚えることが大事なアジアに対して、欧米では先生の意見に対して疑問をもち、自分の意見を述べ、相手を説得することの方が重要である。
アジアの学生はいつも英文法に拘っているが、間違いを恐れずにどんどん英語を使うことこそが大事である(“Tips to improve? Use it!!”)

アジア文化で評価されるような従順な生徒「だけ」が優秀という訳ではありません。欧米式の学習スタイルを学び、異なる文化を持つ相手の立場や背景を想像した上で、相手を説得できる能力を持っていることも、優秀な人材の条件として求められていくことでしょう。
留学を経験することにより、将来を生き抜くためのスキルをいち早く入手することが可能になるというSeonJoo Yoon氏の実体験にまつわる講話内容でした。

EF Academy 日本事務局へのお問い合わせは下記より
公式ウェブサイト: https://www.efjapan.co.jp/academy/