世界最大規模の教育機関EFより「TOEFL Junior®は入学指標に最適なテスト」と提言。アジア統括インタビュー

導入事例2017.05.01
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設立1965年、世界112ヵ国、532ヶ所に拠点を持つ世界最大規模の教育機関がEF(Education First)です。今回は、中高生を対象としたEF Academy のアジア統括入学責任者のAnders Lundholmさんにお話をお伺いしました。

Q:EF Academyの特徴を教えてください。

EFは、1965年の創立以来、短期・長期留学や高校交換留学、海外大学進学などの留学プログラムを、子どもから大人まで幅広い層に提供しているグローバル教育機関です。その中でもEF Academyは、国際的に認定されたアカデミックプログラムを備え、経験豊かな教師陣が指導を行なう14~19歳が学ぶボーディングスクールです。キャンパスは、アメリカのニューヨーク、イギリスのオックスフォードとトーベイの3ヶ所にあります。プログラムには海外大学進学準備として生徒の学業目標をサポートするためのIGCSE(International General Certificate of Secondary Education)、Aレベル(イギリスの大学向け)、国際バカロレア(IB)ディプロマがあります。

Q:EF Academyの留学生比率を教えてください。そのうち日本人留学生はどのくらいですか?

ニューヨーク校の場合、ヨーロッパ30%、南米20%、アジア20%、中東・アフリカ20%と、実に全体の90%が留学生で占められ、残り10%が現地の生徒です。留学生の主な出身国は、ノルウエー、ドイツ、イタリア、ブラジル、中国、韓国をはじめ現在82の国と地域になります。日本事務局を2016年に開き、少しずつ日本人の生徒も増えています。この背景には、文部科学省による「日本再興戦略 -JAPAN is BACK-」(平成25年6月14日)などの影響もあり、日本でも徐々にグローバルカリキュラムで学ぶことを奨励する動きが始まっていることが明らかです。

Q:EF Academyの強みはどんなところですか。

留学生の指導において、経験豊富な教師陣を持ち、各学生の能力や知識における強み・弱みをを特定して指導している点です。すべての学生が授業でのディスカッションに参加しやすい少人数のクラス編成で、一人一人に行き届いたサポートをしています。ニューヨーク校では、現在800人の学生がいますが、一人一人が勉強スケジュールを作成し、カウンセラーがそれぞれのキャリアの目標や計画に合ったコース選択をサポートしています。大学受験準備の際には、大学進学ガイダンスカウンセラーが生徒にとって最適な大学を選び、大学入試試験の準備や願書の作成をサポートします。このように、生徒が成長する過程に沿って専門のプロフェッショナルカウンセラーが一人一人の生徒に寄り添って丁寧に指導するのが大きな特徴です。
また、日本に事務局がありますので、留学前からのコンサルティングやサポートができ、安心してご出発いただけます。入学後には、大きなカルチャーショックが起きるものですが、そのカルチャーショックを最小限にしてあげられるように、少しでも疑問に感じたことや知りたいことがあれば、ご相談いただけるようにしています。

Q:留学生活がうまくいく秘訣などあればお聞かせください。

留学生活がうまくいく秘訣は、英語力があることも大切ですが、新しい環境や人に積極的に馴染んでいこうとする前向きな気持ちが何よりも大切です。そのようなさまざまな場面に身を置きながら、関わっていくことで英語力が身についていくのです。

Q:入試の指標にTOEFL Junior®スコアを活用された経緯を教えてください。

TOEFL Junior®は世界的に認知されているテストであること、そして生徒たちがTOEFL Junior®を受けたいという要望が高まってきていることなどが背景にあります。私自身、TOEFL Junior®は、入学する前の生徒の英語力を正確に測れる優れたテストだと感じています。

Q:貴校へ留学する際の目安スコアはどれくらいですか?

高校から入学する場合は、TOEFL Junior® のオーバーオールスコア(※1)でレベル5を、中学2~3年生はレベル4が指標となります。IBプログラムコースを希望している生徒で、面接をして英語力が不十分な場合は、1年間の準備プログラムに参加することになっています。

Q:EF Academyに入学するまでにやっておくべきことはありますか?あれば教えていただけますか?

入学面談後に必ず言うことは、入学までの間にできるだけ英語で書かれているものに触れるようにアドバイスしています。例えば、洋書を読むことや、アカデミックな単語、また英語吹き替えの洋画などに触れるといったことです。そしてできる限り自主的に学んでもらうため、分からない文章や単語は必ずノートに取って、しっかり辞書を引いて確認することを推奨しています。そのほかフェイスブックグループも設置していますので、ここに加入することで入学予定の仲間たちとチャットすることができます。

Q:留学を検討中または目指している日本の学生さんへメッセージをお願いします。

“A World opportunity is waiting for you and once you take the first step, many rewards follow automatically. (留学への機会があれば、ぜひ活かしましょう。一度その一歩を踏み出せば、自然とたくさんの素晴らしい経験や利益を得ることにつながります。)”
スウェーデン出身の私自身もアメリカに留学して、社会で生きるための世界基準の対人スキルを学べましたし、世界中に友人を持つことができました。留学という経験が私自身の人生にもいい影響を与えています。留学をすることで「その国を知るとともに、自分の国を知る」とはよく言われます。大人になってから留学するよりも若いうちに留学した方がたくさんの気づきを得られることは言うまでもありません。皆さんも留学という旅に出てみましょう、人生が変わるような貴重な経験がたくさん積めるはずです。

※1
TOEFL Junior®オーバーオールスコアとは、スケールスコア(600~900点)とは別に、受験者の英語運用能力を計6段階のバンドスコアで示す評価のことです。

EFEducation First
http://www.efjapan.co.jp/academy/

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