立命館宇治中学校 IBディプロマコースへの要件としてのTOEFL Junior®

導入事例2017.11.21
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立命館系列校の1つ、立命館宇治中学校では、国際バカロレア(以下IB)ディプロマコースへの進学基準として、英語では学校が定めるTOEFL Junior®スコアの取得が要件となっています。バカロレア認定校として、全国的にも有名な立命館宇治中学校のIPS主任(※)Jon Brooks先生にお話を伺いました。 (※)IPS:International Preparatory Stream

Q:立命館宇治中学校の特徴を教えてください。

立命館宇治中学校

立命館宇治には2つの特徴があります。一つは、国際プログラム(IBバカロレア)を設置していることです。もう一つの特徴は、スポーツに力を入れていることです。野球、陸上、アメリカンフットボールなどは優秀な成績を上げています。サッカーチームでは、京都サンガF.C.ともパートナーシップを組んでいます。

Q:国際プログラムについて詳しく教えていただけますか?

Jon Brooks先生

高校では「IBプログラム」と「IMプログラム」の2つの国際プログラムが用意されています。「IBプログラム」では国語を除く全ての教科を英語で学んでいます。高校卒業時には、国内の卒業資格のほか、IB資格も取得できるため、卒業後は海外の大学へ進学する生徒が多いのが特徴です。「IMプログラム」はイマージョン教育を行っており、2年次にはカナダやニュージーランドなど海外へ1年間の留学を行います。卒業後には、海外の大学進学を選ぶ生徒たちもいます。

Q:日頃の英語指導ではどのようなことを心がけていらっしゃいますか?

中学生には、高校で必要とされる英語力を目指して指導しています。最近ではアカデミックなディベートを導入しているのですが、その中でも、例えば、生徒たちがただ単に自分の考えを述べるのではなく、根拠や著作物などの情報をもとに意見を述べるようにアドバイスするなどしています。

Q:貴校ではどのような背景でTOEFL Junior®をご活用いただいたのでしょうか?

高校から「IBプログラム」に入る中学生の英語レベルの測定として、TOEFL Junior®を導入しています。
「IBプログラム」に入るためには、TOEFL Junior®で800点を取得する必要があります。

Q:TOEFL Junior®に対して、どのようなご感想をお持ちですか?

TOEFL Junior®は運営や当日進行が大変分かりやすいです。スコアも幅広いため、生徒たちの力を客観的に見ることができ、「IBプログラム」参加に必要な英語力を判断する上でも役立っています。テスト内容も、社会人向けのテストではなく、中学生や高校生の日常に沿った読み物や、アカデミックな話題が多く、この年齢の生徒たちに適しているので、私たちも好んで使っています。

Q:最後に、日々英語指導をされる方々へメッセージをお願いします。

生徒たちへは、教科書の英語だけでなく、自然な英語をたくさん聞かせてあげてください。カジュアルな言葉やスラングを知らない生徒も多いです。アカデミックな英語をリピートさせるのも良いですが、授業外ではそれほど一般的に使わないことが多いです。自然に話される英語をたくさん聞くことが、上達につながると思います。