ラグビー合宿で英語テスト?!~TOEFL Primary®活用の新しい形~

2019年12月05日作成

神奈川県の関東学院中学校高等学校、公文国際学園、日本大学中学校の3校は毎年夏、合同でラグビー合宿を行っています。2018年からはその合宿期間中に、TOEFL Primary®を部員全員が受験するという取り組みが始まりました。部活動の合宿の機会を活用してのTOEFL Primary®実施は、全国的にもユニークな試みですが「人数が集まればいつでもどこでも実施可能」というこのテストの特徴を有効活用したものと言えます。
関東学院中学校高等学校の伊奈輝一先生にお話を伺いました。

ラグビー合宿でTOEFL®?!

ラグビー部顧問 伊奈輝一先生
以前より合宿中、夜の時間帯には「学習タイム」を設け、生徒が自主的にしたい学習に取り組む機会を作っていました。その「学習タイム」の活用について、公文国際学園の結城大輔先生から「こういう英語のテストがあるからやってみませんか」とご提案があったのです。結城先生は日ごろから生徒のためになるいろいろな企画のアイデアをお持ちで、結城先生からのお勧めなら、とすぐに実施を決めました。
初回だった2018年は、生徒に事前告知することなくいきなり実施。さすがに生徒たちは驚いていた様子でしたが、意外に抵抗なく取り組んでいました。「あの連中がけっこうちゃんとやってるじゃないか?」というのがこちらにとってのサプライズでした。英語力を測るためのテストではありますが、部活動のトレーニングの延長のようなゲーム感覚で取り組めたことがポイントだったようです。合宿で少し目先が変わるような、ちょっとした遊び心も込めた企画で、かつ生徒にとって得るものがある取り組みとして、TOEFL Primary®を選んだのは正解だったと思いました。

テスト対策不要のTOEFL Primary®

合宿先の大広間でTOEFL Primary®に取り組む部員のみなさん
どうして生徒たちがすんなりとこのテストに取り組めたのかといえば、学校の成績うんぬんではなく純粋に英語の力を試すことができるという点が大きいでしょうね。事前告知をしていなければ当然、準備をしてくるわけではありません。テスト対策が必要ないから負担感がぐっと少なくなる。一方で、国際的に広く通用するスコアが結果として出るので、自分の立ち位置をきちんと確認することができます。生徒は気楽に受けつつも当然スコアは気にしていますし、友達同士で話題にもしているようです。結果が励みにもなるし、また、これからの勉強のモチベーションにもなっているのです。学校の試験とは異なる観点から、日ごろの英語学習の振り返りができるというところがポイントと言えますね。
試験運営の面でも、引率教員が試験監督をしますから、合宿という場は好都合です。一定の受験者がいればこちらの都合のいい日程、場所で実施できるという点は、TOEFL Primary®の実施のしやすさにつながっていると思います。

やりたいことをもっと楽しむための英語

親善試合を行ったオーストラリア、キングススクール
近年神奈川ではさまざまなスポーツの世界大会が続き、外国人に接する機会は増える一方です。本校も2019年9月に公文国際学園の提携先であるオーストラリアの学校の生徒たちが来日してラグビー交流がありました。オーストラリアの生徒たちはとにかくコミュニケーションにも積極的な一方で、日本人はなかなか前に出られない。そんな中、「もっと英語がしゃべれるようになりたい」とつぶやいた子もいたんですね。簡単な挨拶のほかに何か「もうあと一言」が言えたら…という、もどかしい気持ちがそのつぶやきに表れていたのではないかと。そういう気持ちになることが大きなチャンスです。こちらはその「もうあと一言」を生徒たちにつかませたいのです。学校の勉強として英語をやらなければならないという動機だけでなく、英語によって、やりたいことがもっと楽しめることに気づいて英語に取り組んでもらいたいと思っています。ラグビー部としてTOEFL Primary®受験の機会をつくっているのも、そうした思いを込めてのことです。こちらが工夫しないといけないのは、生徒たちのモチベーションを刺激して、気持ちを途切れさせず盛り上げていくこと。その点からも、夏の合宿に加えてもう1回、TOEFL Primary®を受ける機会が作れたらと考えています。半年に一回程度、このテストを受けることで、生徒たちの意識も保てるのではないかと思います。

合宿中の生徒さんにTOEFL Primary®の感想をおききしました

感想をお話いただいたラグビー部のみなさん
左から田代丞さん(日本大学中学校)、
渡辺良太さん(関東学院中学校)、
田中漣さん(公文国際学園中等部)
・聞き取る力が試されるテストだと感じました。前回は合宿の夜にこういうテストが行われることには驚きましたが、今年はまたきっとやるんだろうな、と心の準備はしていました。
・問題の説明も全部英語なので、そこが難しく感じます。マークシートであっても、考える力がとても求められる問題になっていて、集中力が必要です。結果がスコアとして出るところは、自分がどのぐらいできているのかを測れるので、やる気につながると思いました。
・英語をがんばって、日本に来た外国人と英語で話せるようになりたいです。このテストに出てくる基本的な会話は、実際のコミュニケーションに役立ちそうに思いました。スコアが上がるとモチベーションも上がり励みになるのでまた次の機会も受けてみたいです。
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