「海外の高校や大学の学びに直結するテストです」記事掲載(吉祥女子中学・高等学校/東京都)

2020年3月13日掲載

『留学ジャーナル』(留学ジャーナル発行)2020年5月号

海外の高校や大学の学びに直結するテストです

国際交流部部長 橋口勝代先生
吉祥女子中学・高等学校では、中高一貫の6年間の学校生活の中でさまざまな留学のチャンスを用意しています。まず、中学3年次に希望者対象のカナダ語学体験ツアーを実施します。実際にはほぼ全員が参加するこのツアーでは、姉妹校の高校の生徒たちとの交流会やホームステイを経験し、海外で学ぶ意識を高めます。その後、高校1・2年生の希望者を対象にした夏休みのオーストラリアセミナーを用意して、約15日間の英語研修を行います。これらの国際交流行事を通じて、「本気で学びたい!」と思った生徒には、1年間の留学を経験し、大きく成長して戻って来ます。

さまざまな留学プログラムを運営する上で、英語力を測る指針としてTOEFL Junior® Standardを活用しています。TOEFL®ファミリーのテストということもあり、スコアが国際的に通用する点に魅力を感じています。交換留学を視野に入れている生徒には、まず、中学3年次くらいからTOEFL Junior® Standardを受験してもらいます。その年代だとTOEFL®iBTでは難しい。その点、TOEFL Junior® Standardは、中学・高校のカリキュラムに則した内容なので、等身大の英語力を評価できます。さらに、将来的な海外の大学進学を視野に入れた場合、TOEFL®iBT受験にスムーズに移行できます。私も大学留学をした経験があるので実感していますが、グローバルスタンダードであるTOEFL®のテストは海外の大学での学びに直結しています。グローバル人材を目指す生徒たちの将来を考えた上でもTOEFL Junior® Standardを活用するメリットは大きいと思います。

  • 回を重ねるごとにスコアが上がり自信につながっています!

    中学3年次に授業の一環でカナダを訪問し、英語でコミュニケーションをとる楽しさに気付くと同時に、単純な英単語しか話すことができなかった悔しさも感じていました。その思いを克服するため、高校1年次にオーストラリアでの1年間の留学に挑戦することに。英語を話すだけではなく、英語で学ぶことを目指して、現地ではデザインやデジタルテクノロジーの授業を受けたいと思っています。そのためにも、普段から通信の英会話教室でネイティブに近い英語に触れるようにしています。初めてTOEFL Junior® Standardを受けたときは、リスニング問題のリアルな発音とスピード感に、まだまだ勉強が必要だと感じました。その後は、2回の試験に挑戦。回を重ねるごとにどんどんスコアが上がり、今では自信につながっています。
    夢は、留学先の友達を日本に招き、案内すること。留学を終えてからもTOEFL Junior® Standardを活用し、英語力を磨いていきたいです。
  • 留学前に受験することでネイティブの英語に近づける!

    人前で話すことが苦手な自分を変えたくて、オーストラリアでの1年間の留学を決めました。普段の英語の授業を大切にしつつ、留学に向けて取り組んだのはTOEFL Junior® Standardの受験です。市販の参考書を解き進めて試験に挑みましたが、リスニング問題では、それまで授業で聞いていたものよりも臨場感があり聞き取ることが難しく、また、語彙力に関しても勉強不足を思い知らされました。試験後に感じたのは、自力ではまだ解けない問題に挑戦することが英語の基礎力を上げるということ。今後の課題を見つけることができたのは、大きな成果でした。また、留学前に受験することで、ネイティブの英語のコミュニケーションに対する心構えもできました。
    留学先での目標は、初対面の人にも積極的に話しかけ、自分に自信をつけることです。留学が終わる頃には、日本の友達のように、言葉の壁を感じることなく悩みを相談し合えるような友達をつくりたいと思っています。
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