愛知県立大学情報科学部では2018年度入学者選抜から外部英語検定試験のスコアを活用した推薦入試がスタート。TOEFL Junior® Standard(ペーパーベース・2技能版 以下、TOEFL Junior®)のスコアも活用されることになりました。入試広報室長の情報科学部 太田 淳教授に、スコア活用の経緯や目的についてお話を伺いました。

Q:大学入試でのTOEFL Junior®スコア活用の経緯を教えてください。

情報科学部推薦入試に外部英語検定試験を導入することになり、高校生の受験機会を多くしたいと考え複数の外部英語検定試験を対象にすることにしました。TOEFL®については国内の高校生の状況を考慮し、TOEFL® iBTだけでなくTOEFL Junior®のスコアも採用することにしました。外部英語検定試験のスコアが受験資格になっているので、受験した経験がないと出願自体ができなくなります。高校生にとってはむしろTOEFL Junior®が適切なレベルであり、高校生に合った内容であると考えました。全世界65ヶ国以上で活用されている世界的に認められているテストであることも採用する理由になりました。学内のカリキュラムとのつながりを考えても、TOEFL Junior®は本学部の入学者選抜に適したテストだと思います。

Q:入学時に求めたい力や入学後に伸ばしてほしい力はどんなものでしょうか?

「学力の三要素」と関連しますが、「高校で学習する基礎的な知識・技能を身につけている人」「知識や技能をもとにして問題解決できる思考力がある人」「情報科学に関心があり自分の知識や技能を高めることで社会の発展に自分を生かしたい人」、これらが本学部の求める入学者像です。
情報科学を学ぶためには数学や情報の基礎の力やプログラミングの力も必要ですが、情報科学部では学内で活用できるための英語力、コミュニケーションができるための英語力が求められます。自分の考えを的確に表現できること、文化や習慣の違いを越えて他の人の考えを尊重できることが重要です。
例えば、ロボットを作ってサッカーをさせる「ロボカップ」という国際大会に毎年出場しています。昨年はドイツ、一昨年は中国が開催地でした。当然英語を使ってコミュニケーションする必要があります。因みに昨年は日本では優勝し、世界では4位という成績を収めました。
また、学部生の3分の1は大学院に進み、年間延べ30件くらい、国際会議で発表します。海外の論文を読む、英語で論文を書く、英語で論文を発表する、的確に答えるために相手の質問を聞き取る等、国際会議に出るためにはこのように実際に使える語学力が必要となるのです。

Q:学内のカリキュラムにTOEFL Junior®はどのように貢献できるでしょうか?

文科省採択事業である外国語学部向けの「グローバル人材育成プログラム」を全学的に展開させた「グローバル実践教育プログラム」を開始します。コミュニケーションや情報発信、国際教養、プレゼンテーション、情報リテラシー、異文化適応能力、課題解決力といった能力を設定し、グローバル人材を育成しようというプログラムです。TOEFL Junior®のスコアで入学してきた学生には特に参加してほしいプログラムです。
また、本学にはグローバル人材育成プログラムに関連して“iCoToBa”という施設が設置されています。視聴覚教材を見たり、ネイティブの先生と外国語で話ができたり、また資格試験の対策をやったりと、自由に活用できます。TOEFL Junior®のスコアで入学してきた学生には自主的に活用してほしい施設です。
大学の授業は本来自分で勉強して単位をとらないといけません。高校時代に外部英語検定試験を自主的に受験した経験のある学生は、大学入学後も自分から勉強する習慣を維持してくれるものと期待しています。

Q:貴大学を目指している皆さんへのメッセージをお願いいたします。

情報科学部に入学する学生にはコンピュータが好きであってほしいです。ただし、卒業するためにはコンピュータの知識だけでなく、先ほどお話ししたように英語は必要だし、数学、理科、社会、国語等多くの分野の知識が必要になります。だからこそ、高校生のうちにいろんなことに興味を持って自主的に勉強する経験をしてきてほしいと思います。ぜひ本学の情報科学部で皆さんの学びたいことを学んでいってください。

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