「ひょうごグローバル・リーダー育成キャンプ」では、参加者が複数のグループに分かれ、そのグループをALTがファシリテートします。そして、ALTを束ねる役割を持つのが、オーストラリアの西オーストラリア州から派遣されている交換教員の先生です。
春のキャンプを終えた感想を、交換教員のミッシェル先生と兵庫県教育委員会の中井先生にお聞きしました。

※夏のキャンプの様子はコチラから
【前編】「ひょうごグローバル・リーダー育成キャンプ」(兵庫県教育委員会)レポート

■先生インタビュー


Michelle Davey先生
交換教員(オーストラリア・西オーストラリア州)

Q:ひょうごグローバル・リーダー育成キャンプの感想を教えてください。

 ひょうごグローバル・リーダー育成キャンプは、生徒たちが論的思考力を討論や、そして後の研究発表において応用する機会を生徒たちにもたらしました。また、生徒たちはALT(外国語指導助手)と呼ばれるネイティブスピーカーと、英語で話す練習をする機会を多く持つことができました。さらに、このキャンプは兵庫県内の生徒たちに、かけがえのない友情をもたらしてくれました。生徒たちは、間違いなく楽しんでいました。また、将来TOEFL®を受験しようと思っている生徒には、TOEFL Junior®の受験は良い経験になったと思います。
 初めて実施したひょうごグローバル・リーダー育成キャンプとしては、全体的に、論理的思考力やプレゼンテーション能力を応用しながら、英語を使う意欲を高めるよいきっかけとなりました。生徒たちは、意見や考えを述べようと、実施されたワークショップにおいて、積極的に活動していました。キャンプ中に育んだ友情は、キャンプ後も続いていくことでしょう。
 今回のキャンプは、これからもひょうごグローバル・リーダー育成キャンプが上手くいくための、しっかりとした基礎となったと思います。



兵庫県教育委員会事務局
高校教育課 教育指導班 特色教育担当
指導主事 中井 里絵先生

Q1:夏に続き二度目のキャンプとなりましたが、一回目と比べて参加者、ALT、先生方に見られた変化があれば教えてください。

サマー・キャンプの時は、生徒はとても緊張していたようでしたが、今回は最初からリラックスしている生徒が多かったように思います。ALTと英語で会話することに対して、前回よりも積極的になった生徒が多くなったと感じました。前回、上手く気持ちを英語で伝えられなかった生徒の中には、スプリング・キャンプに向けて、英語で話す練習をしてきた生徒もおり、前回より英語で会話ができたことに満足している生徒もいました。2回目ということで、安心感を持って、キャンプに臨めたのではないかと思います。
スプリング・キャンプで運営協力者として協力していただいたALTや先生方のうち、半数程度の方はサマー・キャンプに引き続き協力していただいいていたので、先生方もキャンプの雰囲気をつかみやすかったのではないかと思います。生徒との再会を楽しみにしているALTも多く、とても温かい雰囲気でキャンプを行う事ができました。
今回のキャンプには、様々な国から来たALTに協力してもらうことができました。生徒たちにとって、他校のALTと触れあうことはあまりないため、今回のキャンプは様々なタイプの英語に触れる貴重な経験となったようです。
 日本人の先生方にとっても、英語でディスカッションやプレゼンテーションに一生懸命取り組む生徒の姿はとてもたくましく映ったようで、各校での英語指導に対する意欲が高まったのではないかと感じています。

Q2:TOEFL Junior®テストも二度目でしたが、結果をご覧になられた感想を教えてください。

 全体的にスコア結果は上がっていますが、それがグローバル・リーダー育成キャンプと直接結びついているかどうか、明確な根拠はありません。サマー・キャンプから半年以上経過しているので、生徒の英語力が伸びるのは当然のこととも言えます。ただ、このキャンプが、生徒の英語学習に対する意欲を高め、着実に力を伸ばすきっかけとなったことは、生徒のアンケート結果から読み取ることができます。  受験した生徒だけでなく、我々、事業を実施する側も客観的にデータを比較することができるので、サマー・キャンプ及びスプリング・キャンプでTOEFL Junior® Standard を活用できたのは良かったと思います。

Q3:今後のご計画を教えてください。

平成28年度も、引き続き「ひょうごグローバル・リーダー育成キャンプ」を実施します。生徒の感想からは、ほとんどの生徒がキャンプに満足していることがうかがえました。しかしながら、今回は初めての実施ということもあり、運営面やプログラムにおいて改善すべき点もあります。今回の内容を踏まえ、プログラムの内容をさらに充実させ、生徒が英語で考え、話せる力、また、自分の思いや考えを確実に人に伝えられる力を伸ばすことのできる内容へと、深化させていきたいと思います。